CHAGE&ASKA – “GUYS” (1992)

guys
 
Year1992
StudiosMetropolis Studios,
Burnish stone Recording studios,
Yamaha Epicurus Recording
ProducersCHAGE & ASKA
Go Yamazato
EngineersPaul Gomersall
Peter Mew
Noel Haris (Metropolis)
Yoshiyuki Yokozawa(Z’s)
Ruadhri Cushman(Metropolis)
Jamie Cullum(Metropolis)
Yoshiyuki Yokozawa(Z’s)
Ryoichi Ishizuka(Z’s)
Takanobu ichikawa(Z’s),
Kunihiko Shimizu(Mixers Lab),
Tadaharu sato(Mixers Lab)
Tatsuo Sekine(Mixers Lab)
Hiroshi shitamiya(Mixers Lab)
Yutaka Uematsu(Z’s)
Hazime nagai(Z’s)
Yuichi Takahashi(Z’s)
Chizuru Yamada(Epicurus)
Masatsugu Sekine(Epicurus)

以下、私の感想文

近年薬物問題で結構話題になってしまったASKAさんのデュオCHAGE&ASKA通称チャゲアス

ワタクシ、チャゲアスひいてはASKAの楽曲(さらにキャラ笑)がとっても好きなんですよね〜

で、1992年にリリースされたこのGUYSというアルバムは彼らの作品の中でも質感が異なりちょっとミラクル的なものを感じるアルバムになってて大好きなんです。

前作のアルバムTREEに収録されている”SAY YES”の大ヒットによって巨額の予算を得ることが出来て、ロンドンで時間も予算もたっぷりとかけてアルバムを製作が作れた「ラッキー」な「奇跡的」な作品だと思ってます。(実際はどうなんだろ?)

ちなみにCHAGEは東京をベースに楽曲製作を行ったみたいです。クレジットもロンドンと東京で別れてますね。

個人的にこのアルバムで一番のキーパーソンだったと思う人物は、Keyboardプレイヤーであり本作の編曲を多く担当しているJess Baileyです。

Smooth Jazz的なアプローチのアレンジやちょっとFunkっぽいアレンジ等、それまでのCHAGE & ASKAの楽曲には無かったアレンジを施していますが、どれも素晴らしい!

本作の「音色」や「響き」のチョイスというかセンスが抜群に良いのも、普通の鍵盤だけでなくシンセサイザーも操る彼の功績なのではないかと想像してます。

この方は英国のスタジオミュージシャンのようで、有名どこだとWahm!やRandy Crowfordの作品にも参加しているようですが、なんと今をときめく坂上忍の1985年にロンドンで録音されたアルバムにも参加していました笑

jess

もしかしたら、その坂上忍の作品に関わったことで出来た日本との縁がきっかけになって、ASKAが1990年の”SEE YA”を製作するため単身ロンドンに乗り込んで現地スタッフを調達していた時に紹介されたのかもしれませんね。

本作のロンドン側の製作陣の多くはその”SEE YA”の時と同じスタッフ/メンバーだったため、お互いのやり方もある程度把握していていたと思われ、それが大きくプラスとして働いていると思われます。

tr5の“Hang up the Phone”ではJessが元々あったアレンジでは無いものを強く提案してそれが採用されたとのこと(ちなみにAskaバージョンはtr1の“Guys”っぽいアレンジだったらしい。)

この話から想像するに、譜面でポンと渡されたアレンジではなくバンドメンバーとのジャムセッションも織りまぜて作ったようで、そこがまた良い効果を生んだのではないですかね〜

アルバムバージョン

シングルバージョン

シングルとアルバムで別アレンジになっているtr3の“if”を聴き比べるとすごく面白いです。シングルバージョンはいかにもJ-POP的なアレンジでちょっとダサいというか笑 よくネタにされるダサカッコイイCHAGE & ASKAって雰囲気なんですよ。

何が違うのかな〜って聴き比べると、一番はやはりドラムとベースのリズムセクションですかね?

シングルバージョンのリズムは何かカッコよくない笑(※個人の意見です)

サウンド面でも他のアルバムとの違いが顕著ですね。

主な聴きどころは、やっぱりリバーブ&ディレイの空間系エフェクターの使い方です。

はっきりいってビショビショ濡れ濡れサウンドですが、ムーディーなアレンジとすごくマッチしてます。

それまでのCHAGE & ASKAの楽曲も結構リバーブとかディレイが強いのですが、変な使い方だな〜って思う事が多々ありました。なんかバシャバシャしてるけど、湿ってない音だったり、ディレイのタイミングとか気になったり…(※個人の意見です)

例えば次作の超有名曲“Yah Yah Yah”なんかもリバーブをバシャバシャにかけてますけど、私の感覚では湿った雰囲気は無いし、かといってサウンドが大きくなってる感じでもないのですよね〜 言うまでもなく曲は素晴らしいですが

でもこのアルバムに関しては、全然そんな感じはなくて非常に心地よいリバーブの使い方です。やっぱり外人の方がリバーブとかの使い方が上手いのでしょうかねぇ

他のアルバム(NO DOUBTとかASKAソロのONEとか)も外国人エンジニアが担当してるものはリバーブの使い方が良い気がします。

ミックスを担当したのは Paul Gomersallという人で、有名どこだとKate Bush, Phil Collins, Genesis,などと仕事をしていて、現在はオーストラリアでマスタリングエンジニアとして活動しているようです。(彼のサイトの過去の仕事一覧でChage & Askeになってた笑)

どういった経緯での人選かは不明ですが、多分英国側のスタッフの推薦でしょうかね?

トラッキングでのメインエンジニアっぽいNoel Harisという方はMetropolis Studiosのハウスエンジニアだったようです。この人選にも特にこだわりは無かったと思われますが、Youtubeに上がってた当時放送されたGUYSを特集したTVのスペシャルドキュメンタリー(おそらく未DVD化)の映像でちらっと写ってた映像ではインド系の性格が良さそうな人でした笑

個人的にアルバム中だけでなくCHAGE & ASKAの全ての楽曲の中という括りでも一番好きな曲がtr11の“no no darlin'”ですね〜

元々はtr1の“Guys”がシングルカットされる予定だったけど、“no no darlin'”を作ってくうちに制作スタッフ一同が盛り上がってきたため、シングルカットとして採用されたという逸話もあります。まったくもって大正解ですよ!

しかしながら、2作続いていたシングルの連続ミリオンセラー記録が途絶えるなど前後のリリースに比べると商業的に冴えなかった模様…なんでだ

でも個人的にはやっぱり奇跡的な曲だと思いますね〜 歌謡のメロディと洋風な響きの調和が最高。

てことで、このアルバムはJ-POP史上に輝く名盤だと思うので、皆さんBOOK OFFでゲットしましょう!

324円以下コーナーに大抵置いてあるから笑

あ、ちなみに2009年にリマスタリングされリリースされたSHM-CDよりオリジナル盤の方がダイナミックレンジが広いので、オリジナル盤の方がオススメです。

(終)

参考にしたページ(思い出せる限り笑)